第231章:アッシャー

四十八時間。

彼女がブーマーと一緒に玄関の扉を抜け、消えていくのを見送ってから四十八時間。額にキスをして、何も言わなかったあの瞬間から四十八時間。黙ったまま、彼女を――傷だらけで、砕けそうで、怯えきっている彼女を――俺から遠ざけてしまった。俺の沈黙のせいで。俺の、失態のせいで。

眠っていない。眠れるはずがない。目を閉じるたびに、彼女が見える。床に。うつ伏せに。彼女の倍はある男が、何でもない台みたいに背中に腰を下ろしている。肋骨が悲鳴を上げるのが分かる。手が震えている。目が俺を探している。

懇願している。

俺は彼女を守れなかった。

だが、二度目はない。

二度と、二度目はない。

倉庫...

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