第244章:アッシャー

基地の駐車場から出るだけで悪夢だったが、そんなことはどうでもよかった。

契約はサインした。これで正式だ。

俺が新しいシール計画を任される――戦術装備、武器の試作機、潜入戦略の高リスクな実地テスト。闇の任務にどう備えるか、そのやり方そのものを変えかねない代物だ。命を救えるかもしれない。あのとき、俺の分隊に起きたことを思えば、これで気持ちに決着がつくわけじゃない。そんな簡単な話じゃない。だが、何もないよりはいい。目的にはなる。

そして、最初に知らせたい相手は?

彼女だ。

下で待つべきだろう。普通に。彼女の予定を尊重して。

でも、ペニーのこととなると、俺は昔から忍耐が利かない。しかも、今...

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