第247章:アッシャー

彼女はいま、俺に跨っている。

膝をきゅっと俺の太腿の脇に寄せ、両手は俺の胸に突っ張っている。ゆるい波みたいな髪が前へ滑り落ち、まるで勝手に意思でもあるみたいに、俺の顎をくすぐった。まだ触れてもいないのに、もう理性がほどけていく。

俺は掌を彼女の太腿に沿わせて、ゆっくり、でも確かに上へ滑らせた。腰を掴むところまで来て、指に力を込める。ここに収まる。俺の膝の上に、腕の中に、壊れかけたこの胸のど真ん中に。

彼女が眉を上げる。「いい考えじゃないわ」

「そうだな」俺は低く呟き、手を彼女のうなじへ回して、指を髪の中へ絡めた。「でも最高の考えだ」

そして、口づけた。

激しく。

乱暴に。

飢え...

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