第25章:ペニー

ほぼ二時間。

冷たい金属のベンチに座らされて丸二時間、男子たちは延々とドリルをこなし、やたら元気な子犬みたいにぶつかり合い、まるで「肉離れしそうで賞」の金メダルでも配られているかのように見せびらかしていた。

そして今、どうやら宇宙は「まだ足りない」とでも言いたいらしく、午後の第二幕に突入した。つまり――『女子はサッカーボールの前では完全に無力です、強くてたくましい男子のみなさん、どうか教えてください』ってやつ。

少し前にタイラーが小走りでやって来た。汗だくで息を切らし、髪はあちこち逆立っている。いつもなら私の脳みそが気持ちよくショートしそうになる、あの曲がった笑みを投げてきて、一緒に混ざ...

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