第262話:ペニー

脚が痛い。

バレエのあとみたいに繊細で優雅な筋肉痛――なんてものじゃない。どちらかと言えば、膨らませた手りゅう弾と戦争して、きらきらの地雷原を這い回り、マックスにプール用のヌードルでぶん殴られた……しかも二回、みたいな痛みだ。

マットの端にあぐらをかいて座り、靴下のつま先が、ラメ入りのガムテープの継ぎ目に引っかかったまま、パーティーがゆっくりと「さよならのハグ」と気の抜けた片づけにほどけていくのを眺める。誰かのシャツにはケーキがべったり。風船は壁にもたれてしおれていく。まだルースターが「タクティカル・クチュール」と名づけた、あのばかばかしい段ボールのベストを着ている人までいる。カオスだ。美...

ログインして続きを読む