チャプター 274: ペニー

どちらが先に変わったのか、わからない。夜の空気なのか、それとも――彼が私を見る、その視線なのか。

ついさっきまで私たちは、湖から戻ってきた空っぽの皿を運びながら、肩がふと触れ合うたびに笑っていた。マックスがティールを「洗練された」客間の色だと言い張ったことがおかしくて、くだらなくて、可笑しくて。なのに次の瞬間、彼の手が私の腰のあたり――背中のくびれの少し下をかすめ、胸の奥にある何かが……ふっと溶けた。

あの目が、また戻ってくる。

「おまえは俺のものだ」と言う目。

何年経っても、それだけで膝が抜けそうになる目。

彼は皿をキッチンのカウンターに置く。言葉はない。ただ振り返り、白い大理石の縁...

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