第43章:ペニー

目覚めて最初に意識へ漂い込んでくるのは、重く、深い静けさだった――

早朝にありがちな、ただの凪いだ静けさじゃない。混乱がようやく自分をすり減らし尽くして、やっと手に入れたみたいな、濃くて、ずっしりとした静けさ。

しばらくはそのまま横たわり、毛布のぬくもりに包まれながら、嵐の記憶が思考の縁をかすめるのをぼんやりと感じていた。

つなぎ合わせようとする――

風の唸り、天井を切り裂くように走った眩い稲光の白、何が起きているのか理解するより先に、恐怖が私を人質に取ったあの感覚。

少し伸びをして、毛布の下で身じろぎをする――そのとき、気づく。

重いもの。熱いもの。腰のあたりに、ぐっと押しつけられている...

ログインして続きを読む