第55章:アッシャー

「片づけは男の子たちでやってね」母さんはソファから立ち上がり、ぐっと背伸びをする。「私たちはもう寝るから」

父さんも穏やかに同調する。「おやすみ、二人とも。それと、アッシャー――さっきの夕飯、改めてありがとうな」

タイラーがこれみよがしにうめき、ソファにさらに沈み込む。まるでそのまま中に吸い込まれて消えてしまうつもりみたいに。

ちらりと見て言う。「起きろ」

彼は、まるで個人的に攻撃でもされたかのように大げさにため息をつく。

「ほら」付け加える。「一緒にやればすぐ終わる。そしたらだらだらするなり、部屋で逆さにぶら下がるなり、夜にお前がいったい何をしてるのか知らないけど好きにしろよ」

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