第81章:ペニー

家の中の音楽は耳をつんざくほどで、骨の奥まで脈打って、何時間も耳鳴りを残す類いのやつだ。わたしは玄関のドアを押し開けて外へ出る。冷たい空気が波みたいにぶつかってきて、救いみたいでもあり、同時に痛いほど鋭い。深く、切実に息を吸い込む。酸素を魂に直接流し込みたい、とでもいうように。肌はじっとりして、頭はふわふわと軽く、胸の中で心臓がタップダンスしているみたいだった。

階段に腰を落とす。一段下りて、肘を膝に乗せ、こめかみに掌を押し当てる。来るべきじゃなかったのかもしれない。あるいは、ここに自分の居場所がないと感じた瞬間に、さっさと帰るべきだったのか。

背後のパーティーは笑い声と叫びと音楽が渦を巻...

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