第101章 どうしてこんなに役立たずなんだ

六一児童節の催しが、いよいよ本格的に始まった。最初のプログラムは、保護者と子どもたちによるゲームのふれあい。

――親子の息の合い具合を試すためでもある。

最初の種目は「クイズ・あなたはどっち?」。

司会者が質問を出し、子どもと父親、あるいは母親が同時に答えを書く。そして同時にフリップを掲げ、答えが一致すれば1点。不一致なら0点。点数の多いペアが勝ち、というルールだ。

「稲巳、私が司朗と上がるね」

林田守萌が名乗りを上げた。

狩野姫空に見せつけてやるつもりなのだ。自分と『息子』が、どれほど息ぴったりなのかを。

正木稲巳は何も言わない。黙認、というやつだった。

彼がここへ来たのは...

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