第129章 自業自得

朝早くから、狩野姫空は起きて朝食を用意した。

彼女の朝はいつも簡単だ。トーストに卵、そして牛乳。家にあるのも、結局それくらい。

フライパンで卵を二つ焼き、トーストを軽く温め、牛乳を二杯分コップに注ぐ。

そこへ、正木司朗も起きてきた。身支度を整え、ダイニングへ入ってくる。

姫空は、彼がこういう朝食を好まないのを知っている。

「家にあるのこれだけ。食べたくないなら、学校行く途中で何か買ってあげる」

司朗は何も言わなかった。

椅子によじ登るように座ると、トーストを手に取り、そのまま黙々と食べ始める。

姫空は思わず目を瞬かせた。

――司朗は、かなりの偏食だ。

彼女が忙しくて料理で...

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