第131章 ファンミーティング

チケットを手に入れた狩野姫空は、それをそのまま江口ココに差し出した。

「……これ、なに?」

江口ココはまだ状況が飲み込めていない。

狩野姫空はさらりと言う。

「メイソンのファンミのチケット」

その言葉を聞いた瞬間、江口ココの目がぱっと見開かれた。

信じられない、という顔で受け取り、次の瞬間にはさらに目を丸くする。しばらく、嬉しさで声すら出ない。

「昨日、たまたま見かけて適当に押しただけ。まさか取れるとは思わなかった」

江口ココが聞くより先に、狩野姫空が答えを置いた。

江口ココはあっさり信じる。

「キキ、運よすぎでしょ! 私なんて張り付いて連打しても取れなかったのに……キキ...

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