第133章 江口ココが殴られた

「キキ、今夜って授業ある?」

江口ココが身を乗り出して聞いてくる。昨日メイソンのファンミに行って以来、彼女の笑顔はずっと消えないままだ。

狩野姫空はこくりとうなずいた。

「うん。今夜、1コマある」

「じゃあ私も一緒に行く! 授業終わったらごはん奢らせて。キキのおかげで夢が叶ったんだもん。ちゃんとお礼したいの」

江口ココは驚くほど真剣だった。

狩野姫空はその勢いに吹き出す。

「分かった。じゃあ、そうしよっか」

承諾した途端、江口ココはぱっと顔を輝かせた。

退勤後、江口ココは狩野姫空について大学へ向かった。

「隣に図書館あるから、そこで少し待ってて。授業終わったら迎えに行く」...

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