第174章 正木修羽と狩野乃亜の関係

正木司朗と狩野初がそう言うなり、先生はすぐさま二人をかばうように前へ出て、狩野茂を警戒する目で見た。

狩野茂は困ったように肩をすくめ、仕方なくマスクと眼鏡を外す。

「お前ら、もう一回ちゃんと見ろ。俺、誰だ?」

「茂おじさん」

「おじちゃん」

正木司朗と狩野初は、またしても声をそろえた。

さっきまで目元すら隠れていたのに、分かるわけがないだろう。

先生が何度も確認した末、ようやく狩野茂が二人を連れて帰る許可が出た。

狩野茂は心の底から思う。次はもう来ない。

「おじさん、ママは?」と司朗が聞いた。

ママが迎えに来ないなんて、滅多にない。

「ママ、最近仕事が忙しくて来られない...

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