第180章 正木稲巳が描く未来

正木修羽の姿を見た瞬間、ジェイソンの顔色がさっと変わった。

S.Jインターナショナルの立場は正木家に引けを取らない。だが、上海でようやく足場を固め始めたばかりのS.Jインターナショナルにとって、正木修羽は――到底、敵に回せる相手ではない。

「狩野姫空は、正木家の人間だ。S.Jインターナショナルは、うちに宣戦布告するつもりか?」

その一言で、ジェイソンの顔はさらに青ざめる。

正木心歌が憤然と声を上げた。

「九郎おじさん! あの女は、もうお兄ちゃんと離婚してるの。正木家の人間じゃない! あんなことして……正木家の恥さらしは、あっちでしょ!」

次の瞬間、正木修羽の視線が心歌へ突き刺さっ...

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