第189章 私を信じるか?

「誰か! 誰か来て!」

林田守萌の切羽詰まった叫び声が、病院の医師と看護師を呼び寄せた。

駆けつけた彼らが目にしたのは、正木香織の散大した瞳孔と、荒く大きく空気を吸い込む苦しげな呼吸だった。

医師が素早く状態を確認し、顔を強張らせる。

「危険です。至急、救命処置の準備を!」

医師と看護師が一斉に動き出し、現場はたちまち慌ただしくなる。

正木香織はそのまま救命室へ運ばれた。

連絡を受けた正木修羽と正木稲巳も、ほどなくして病院へ駆け込んできた。

「どういうことだ?」

正木修羽があかりを見据え、冷えた声で問い詰める。

あかりは困惑した顔で首を振った。

「私も……分かりません。...

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