第92話

ダラス視点

今夜はもう家族と過ごしたくない。誤解しないでほしい。家族と過ごすのは大好きなのだ。でも、今夜は私のメイトたちと一緒にいなければならない。

私はダクストンの手を掴み、私たちのスイートルームへと彼を引っ張っていく。家族が私たちをからかって笑っている間、ダリウスが素早く後を追ってくる。ドアを閉めると、私はダクストンの顔を両手で包み込み、キスをし始めた。それからダリウスの方を向く。

互いに歩み寄りながら彼を見上げて微笑むと、ダリウスは顔を下げて私の唇を奪った。私はためらうことなく、彼に応える。キスが深められ、彼の舌が私のものと絡み合う感覚に、私は呻き声を漏らす。私はできる限り、自分の体を...

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