第192章 この二人は頼りになるのか

上山世奈が出かけようとした時、マンションの管理人が入り口で彼女を呼び止めた。

「昨日は行ったのかい? 何か貰えたかね?」

管理人の爺さんは、期待に満ちた眼差しで上山世奈を見つめている。

彼女は隠すこともなく、愛想笑いを浮かべて声を潜めた。

「帰り際に水を一本だけ……万病に効いて、願いが叶う水だそうです」

「やっぱり詐欺じゃないか。飲んだだけで願いが叶う水なんてあるわけないだろう。前から怪しいと思ってたんだよ。あいつら、人生経験豊富な我々には近づかず、あんたみたいな世間知らずのお嬢ちゃんばかり狙うんだ。上山さん、何か買わされたりしてないだろうな?」

爺さんは心底心配そうに、上山世奈...

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