第193章 警察署に来た二人の凄腕

白川匠海は勢いよく立ち上がり、爛々と輝く瞳で大型スクリーンを見据えた。彼は指先で画面上の数枚の写真を指し示す。

「ここの風景、国内のものとは思えません。もっと湿度の高い熱帯雨林の気候帯です。この植物を見てください。これは国内では自生しない保護植物で……」

彼は堰を切ったように専門知識を並べ立てたが、残念なことに、上山世奈にはその講釈を最後まで聞く忍耐力が残っていなかった。

なぜなら……。

彼の言っていることは、世奈にとって「釈迦に説法」も同然だったからだ!

世奈だって、その写真が国内でないことくらい百も承知だ。だからこそ捜査が難航し、頭を抱えているのである。地球という広大な干し草の...

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