第197章 彼に真実を告げる

「とりあえず署に戻ってミーティングだ。俺はあとで二つの小隊を連れて現場に向かうことになると思うが、お前ら二人も同行して話を聞いとけ。安全規定に関しては、しっかり頭に叩き込んでおくんだぞ」

 白川尚也と白川匠海の姿を認めるや否や、中野歩太は瞬時にモードを切り替えた。先ほどまでの軽薄な態度は鳴りを潜め、いかにも指揮官らしい生真面目な顔つきになる。

 車を降りた上山世奈は、スマートフォンを強く握りしめ、頻繁にSNSを開いては更新を繰り返していた。

 これほど賑やかな通りであれだけの騒ぎがあったのだ。何も情報がないなんて、そんなはずは……。

 だが、ネット上では誰一人としてその話題に触れてい...

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