#Chapter 105 レストストップ

レイチェル視点

「ここで待っていてくれる?」私はタイラーに小声で言った。満足げにうとうとしている私たちの狼を起こしたくなかった。

タイラーは同意の声を出して車から滑り出ると、私の手を取って彼の側から出るのを手伝ってくれた。私は旅の間ずっと彼にくっついていたので、彼の隣に滑り出るのは簡単だった。私たちは胸と胸がぴったりとくっつき、私の顔は先ほどとはまったく違う理由で赤くなった。

私の運命の相手がこんなにセクシーなことに、いつか慣れるのだろうか?

タイラーの目を見るために顔を上げると、彼の目に見せることができるとは思っていなかった優しさがあることに驚いた。彼はゆっくりと唇を下げて私の唇に触れ、柔ら...

ログインして続きを読む