第135章 ルシファーのことは気にならないのか

立花郁葉が目を覚ましたとき、彼女はもう一号公館にいた。

勢いよくベッドから起き上がった瞬間、腰も脚も自分のものじゃないみたいで、力が入らない。

立花郁葉は自分の身にまとわりつく服を見下ろし、吐き気をこらえながら乱暴に脱ぎ捨てた。そのまま浴室へ。伏見行哉が残していった痕跡はやたらと多い。あの畜生、どこにそんな体力があるのか――考えるだけで胸が悪くなる。

今日着ていたものは全部ゴミ箱に放り込み、引き出しを開けて自分の薬を探した。

ない。

どこを探しても、見つからない。

気づけば外はもう明るかった。

立花郁葉は着替えてバッグを掴み、病院へ向かうことにした。

階段を下りると、木下おば...

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