第28章 夢

竹内葵がその電話を切ってから二時間後、私立探偵から動画が届いた。

再生時間は一分十七秒。

けれど映像はやけに鮮明だった。ドアが開き、庄司優斗が中から出てくる。白いバスローブ姿で、胸元は大きくはだけていた。うっすらと走る引っかき傷、鎖骨に残った赤い痕――どれも誤魔化しようがないほど、はっきり映っている。

室内の床に投げ捨てられた衣服まで、きっちりフレームに入っていた。

その瞬間、葵の脳は直撃を受けてぷつりと停止した。

庄司優斗と新井新菜が付き合って一年以上になることも、二人がそういう関係にあることも、葵は知っていた。頭ではわかっていた。

それでも、こうして目で見せつけられると――胸...

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