第65章 美容院支店

支店……?

ビューティーサロン・エツキがオープンして、まだ一年ちょっと。それなのに、結城夏帆はもう支店を出すつもりなのか。

――まあ、そうなるか。

この一年で、元が取れたどころの話じゃない。純利益だけでも軽く数千万に届いている。

これだけ稼げるなら、規模を広げたくなるのも当然だ。人は欲深い。甘い汁を吸ったら、そう簡単には手放せない。

そもそも、ビューティーサロン・エツキの地下1階は手狭だ。やりたいことがあっても、どうしたって限界がある。

竹内葵は口元を引きつらせた。

結城夏帆は、彼女を引きずり込むためなら本当に手段を選ばない。新しい支店の話にまで、投資を絡めてくるつもりらしい。...

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