第75章 甘いアフタヌーンティー

茜音POV

食堂での騒ぎは、警察が暴れた連中を連れていったことで、ようやく幕を下ろした。

私は周囲を見渡す。興奮した顔、胸を打たれたような顔――雷鳴みたいな拍手が少しずつ収まったところで、もう一度口を開いた。声は澄んで、よく通る。

「食堂の厨房は、しばらく閉鎖して立て直しに入ります。この数日のお昼は、会社でまとめて高級レストランの栄養弁当を手配します。それから――」

私は中村佳代に目配せし、紙とペンを持ってこさせた。

「今日から食堂の入口に、匿名の意見箱を置きます。食堂への不満や提案はもちろん、会社の運営について思うことがあれば何でも書いて入れてください。私が直接、全部読みます」

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