第100章 どうして動かないの!

ルイは突進しかけた勢いが、途中でぴたりと途切れた。身体から力が抜け、みるみる萎れていく。

「くそっ……!」

吐き捨てるように悪態をつくと、玄関へ向かって怒鳴った。

「誰だ?!」

返事はない。

ノックが半拍止まり――次の瞬間、鍵をこじ開ける金属音がした。

ルイの顔色が一変する。

状況を飲み込む間もなく、ドアが乱暴に押し開けられ、警官が雪崩れ込んできた。

先頭の男が警察手帳を掲げ、声を張り上げる。

「ルイ・クレモン! ノア・チャーリーに対する殺人依頼の容疑で逮捕する!」

宣告と同時に、警官たちは寝室へ踏み込んだ。

――だが、ベッドの上の光景を見た瞬間。全員が言葉を失った。

...

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