第112章 敵か味方か分からない

エラは眉をひそめ、写真を裏返した。視線が背面の手書きの一行に落ちた瞬間――はっと息を呑み、目を見開く。

【これが君たちが探しているレブン。クレモン家の執事だ】

……は?

探していたレブンの正体が、こんな形であっさり割れるなんて。

写真がどれもクレモン本家で撮られたように見えたのも道理だ。ヘレンと関係を持っていたのは、執事――レブンだった。

けれど。

自分がすり替えられた件と、執事がどう繋がる?

エラは考えても考えても腑に落ちない。

そこへリオンが身を乗り出してくる。

「なにそれ?」

エラは小さく息を吐き、写真をリオンへ差し出した。

リオンは受け取って目を落とし、読み終え...

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