第116章 当院にはこの方は在籍しておりません

画面いっぱいに映し出されていたのは、ヴィアン自身の顔だった。

彼女は一糸まとわぬままソファに横たえられ、脚を開かされ、トーマスに押さえつけられている。半ば力の抜けた身体が、まるで蛆のように彼女の上でうごめき、男の口元から垂れる涎が、ヴィアンの頬へぽた、ぽた、と落ちていた。

次の瞬間、映像が跳ねる。

角度が変わり、別の男がヴィアンの腰を掴んでいた。男根が背後からねじ込まれている。

頬は火照り、首を反らし、唇をかすかに開いたまま――屈辱でしかないはずなのに、身体の反応だけが勝手に暴れてしまう。聞く者の心臓を嫌に煽る、あの声が漏れていた。

ヴィアンの頭の中で、ぶわっと音が弾けた。

彼女...

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