第14章 彼女なのか

次の数日間、エラはほとんどの時間と神経を、そのネックレスのデザインへ注ぎ込んだ。

毎朝きっかり同じ時間、前夜に赤を入れた図面を抱えてリオンの事務所のドアを叩く。二人は机に広げた一枚の紙を挟み、気づけば一時間、長いと二時間――議論に没頭していた。

細部はことごとく洗い出され、突っ込まれ、揉まれ、書き換えられてはまた突っ込まれる。延々と、その繰り返し。

リオンの厳しさは、エラの予想を軽々と越えていた。

自分だって加工の詰めにはうるさいほうだと思っていたのに、リオンは「ここまで完璧」と思った箇所からでも平然と新しい欠陥を掘り起こしてくる。

そのたびにエラは言葉を失い、持ち帰って直し、直し...

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