第146章 ずっとあなたのために動いている

ヴィアンが一歩踏み出した瞬間、アパートの下がパトカーで埋め尽くされているのが目に飛び込んできて、息が止まった。

膝から力が抜け、その場にへたり込む。

それから丸一日と一晩が過ぎても、下のパトカーは微動だにしなかった。

ヴィアンは部屋の中を落ち着きなく歩き回った。リビングから寝室へ、寝室からまたリビングへ。二十往復はしたはずなのに、何ひとつ状況は変わらない。

アレックは、いま何をしている?

わからない。

捕まった以上、取り調べを受けているのだろう。

どこまで吐いた? 耐えられている? まさか、本当に自分の名前を出すつもりなのか?

そのどれも、ヴィアンには知る術がない。

三十秒...

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