第15章 さらに胸が高鳴った

リオンは息を詰め、背筋がわずかに強張った。

それから視線を落として、エラの白く細い手首が目に入る。

彼女は片手で彼の肩を押さえ、もう片方の手で彼の手首を掴んだまま――二人の顔の距離は10センチもない。

ガレージは静まり返っていた。互いの呼吸が聞こえてしまうほどに。

「……これが、私の答え」

エラが不意に言った。

呼吸に乗って、淡い香りがふっと流れ込む。リオンの睫毛が一度、震える。

間近にあるその瞳。濃い焦げ茶の虹彩は薄暗い照明の下でいっそう深く見え、そこには彼の顔が映り込んでいた。

リオンはふっと笑う。

「ずいぶんストレートだな、その答え」

エラは彼の手首を放し、自分のシ...

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