第47章 覚えておけ、クレモン家がいれば、お前もいる

ロバートがゆっくりと立ち上がり、一歩、また一歩とルイへ迫った。

ルイは反射的に半歩退く。けれど、背中が壁に当たる寸前で逃げ場を失い、結局、視線を落としてしまう。あまりにも鋭いロバートの眼を、まともに受け止められなかった。

ロバートは目の前で足を止め、わずかに身を屈めると、耳元へ口を寄せ、区切るように言った。

「お前が小さいころから、気づいていた。お前は他の子とは違う。昔から女の子に興味を示さないし、誰ひとり、お前の目に入らなかった。……一時は疑ったよ。お前は男が好きなんじゃないかってな」

ルイの身体がびくりと跳ねた。

「だが、ヴィアンが大きくなるにつれて分かった。お前のあいつを見る...

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