第59章 美男子

エドワードはちらりと振り返ると、そのまま大股で非常階段へ向かった。

扉を押し開けると、そこには例のウェイターが立っていて、のんびり煙草をふかしている。

「ジョン、まだ帰ってなかったのか」

エドワードは眉をひそめ、近づいた。

ジョンはへらりと笑い、煙草を一本取り出すと、両手で恭しく差し出した。

「後始末があると思いましてね、旦那。今日の俺の働き、どうでした?」

エドワードは火をつけ、一口吸ってから、ゆったりと評した。

「まあ、悪くない」

ジョンの顔がぱっと明るくなる。

「じゃあ、その……残りの金は……」

「確認しろ。もう口座に入ってるはずだ」

ジョンは慌ててスマホを取り出...

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