第65章 とてもハンサムな男に会いに行く

エラはホテルの部屋に戻ると、少しだけ眠り直した。目が覚めるころには頭が冴え、身体も軽い。

スマホを手に取って画面を点けた瞬間、各ニュースアプリのプッシュ通知が雪崩みたいに押し寄せ、通知欄が今にもはち切れそうになっていた。

エラはざっと目を通す。

予想どおり。世論は、クレモン・グループをほぼ全面的に包囲しはじめていた。

口角をわずかに上げ、ノラへ電話をかける。

繋がるなり、エラが何か言う前に、ノラの興奮した声が飛び込んできた。

「ネットのニュース見た!? どう? エラ、今回の私、仕事できすぎじゃない? トレンドに3つ全部ぶち込んだ! これ、クレモン・グループ、火消ししようにも無理だ...

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