第67章 バスターを探しに行く

そう言い終えると、ルーカスは不意に、長い沈黙に落ちた。

エラは静かに待った。急かしもしない。

やがて、ルーカスの声がふたたび部屋に戻ってくる。

「……あの夕方のことは、今でもはっきり覚えてる。小雨が降ってて、空はどんよりしててな。廊下の照明が二つ切れてたのに、誰も直しに来なかった。あの日は本当なら学校に残る予定じゃなかったんだが、回収しきれてない絵の下書きがあって、少し居残ったんだ」

ルーカスは目を閉じた。

「そしたら、ケイトが連れていかれるのが見えた。二人の男に、ひよこみたいに引きずられてな……俯いて、肩を震わせてた。振り返って、俺を一度だけ見たんだ。あの目は……今でも忘れられな...

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