第201章 未来は終わる

御堂怜央は灰を指で弾き落とし、否定もせずに口角だけを上げた。

「もう遅い。おまえも休め」

「了解」

来栖千隼はそれだけ言って通話を切った。

御堂怜央は部屋へ戻る。ベッドの上で眠りこけている女をしばらく見下ろし、それから横になって、腕の中へ引き寄せた。

……

翌朝。桐生冬紀は、乱暴に弄られて目を覚ました。

薬の効きは切れている。頭は冴えきっていた。彼女は枕元のサイドテーブルに手を伸ばし、掴んだものをそのまま上の男へ投げつける。

「出ていけ!」

御堂怜央はさすがに不意を突かれた。飛んできた灰皿が、ちょうど額の端をかすめる。

血は出ていない。だが赤く腫れている。

彼はすぐに彼...

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