第37章

朝比奈瑠璃は退屈そうに相槌を打ちながら、視線を落としてスマホをいじっていた。

最近フォローしているファッション系のインフルエンサーが新しくツイートしていないか確認しようとして、ふと目に入ったのがツイッターのトレンドだった。

並んでいるのは、神宮寺ホールディングス絡みの話題ばかり。

瑠璃は眉をひそめたままトレンド欄をタップし、次の瞬間――

「えっ……!」

思わず声が漏れた。

その叫びに、朝比奈千代がびくっと肩を跳ねさせ、胸を押さえてたしなめる。

「もう、瑠璃ったら。ママびっくりしたじゃない。どうしたの?」

瑠璃の様子が明らかにおかしい。千代は心配そうに身を乗り出した。

血のつ...

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