第47章

望月和也がすかさず言った。

「綾香さん、まだまだお若いじゃないですか! そこに立ってたら、知らない人は学生だと思いますよ!」

水野綾香はぱっと花が咲いたように笑い、上機嫌になる。

「もう、和也ってば。口がうまいんだから」

望月和也は照れくさそうに頭をかきながら笑った。

「いや、事実ですって」

朝比奈澪もつられてくすっと笑う。

ただ一人、星野雪乃だけが三人の少し後ろをついて歩き、顔色を青くして、ときどき朝比奈澪のほうを盗み見ては、言いかけて飲み込む――そんな様子を繰り返していた。

さっきまでの自分の振る舞いを思い出すたび、星野雪乃は奥歯を噛む。

朝比奈澪が神宮寺蓮司の恋人だと...

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