第15章

凛奈は約束どおり、自分のアカウントで抽選を始めた。たった三十分でフォロワーは十万人近く増え、勢いはうなぎ上り。

神野怜司はずっとSNSの動きを追っていた。凛奈の配信が大成功に終わったのを見て、心の底からうれしくなる。

「今日の配信、すごく良かったな」

神野怜司が凛奈のほうへ歩み寄る。

凛奈はふっと笑った。

「あなたの助けもあってこそだよ」

「俺にそんな遠慮はいらない」

そう言いながら神野怜司は、絵の具が付いてしまった花束やビーズののれんを手早く片づけていく。

リビングが元どおりになるまで手を止めず、片づけ終えてからようやく帰った。出る直前、彼は人を呼んで、さっき蹴って壊した錠...

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