第22章

「鍵なんて簡単にこじ開けられるし、人も平気で玄関先まで来られる。こんなの、危なくて話にならないわ」

「条件が多少悪いところに泊まるのは我慢できる。でも最低限の身の安全すら守れないのは無理でしょ? 今夜は侵入者が二人だったけど、次は別の何かが来たらどうするの。責任は誰が取るの?」

監督の顔が気まずそうに引きつり、頭の後ろをかきながら取り繕う。

「そ、それが……こんな夜中ですし、牧場の周りに他の宿もなくて。今すぐは手配できないんですよ」

「だったら、ほかの二組のどっちかに少し詰めてもらうとか……今夜だけ我慢してもらって、明日すぐ警備を増やします。部屋も替えられるよう動きますから」

言い...

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