第28章

「五千万?」黒宮京介は思わず固まった。

神野社長……?

どこの神野社長だ。

「神野グループの神野社長ですよ」浦口航平が言う。「昨日、五千万が振り込まれてきたんです。番組への協賛だって」

「ですから、今は本当にお金に困ってないんですよ」

その瞬間、黒宮京介の表情がさっと変わった。

神野怜司……?

どうして急に、この番組に協賛なんて。

まさか……黒宮凛奈のためか?

その可能性が頭をよぎった途端、黒宮京介の顔色はさらに悪くなる。

神野怜司、どういうつもりだ。

黒宮家に真っ向から喧嘩を売っているとでも?

黒宮京介は深く息を吸い、胸の内で煮えたぎる怒りを押し殺した。

「浦口監...

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