第41章

「えっ?!」橋本美子は声が裏返った。「目に刺さったって? どうしてそんな不注意なの! 今どうなの? 目は大丈夫? 病院には行ったの?」

黒宮司奈が慌てて言った。

「ママ、落ち着いて。卓海兄ちゃんは大丈夫。ほんと、あとちょっとだっただけで……でも、めちゃくちゃ怖かった」

「わたし、すぐそばにいたの。トウモロコシの芯が卓海兄ちゃんの目のすぐ前まで来てて……腰が抜けるかと思った」

橋本美子は胸に手を当て、何度も撫で下ろした。

「無事でよかった、ほんとによかった……目に刺さってたら、どうするつもりだったの……」

ふと、表情が引き締まる。

「でも、なんで転ぶの? 卓海は小さい頃から運動神...

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