第48章

梨本蘭は深く息を吸い込み、胸の奥で煮えたぎる怒りを必死に押し殺して、泣き顔よりもひどい笑みを貼り付けた。

「あなた……何を言ってるの?」

「つまりね、あなたと真尾はもう何年も一緒だったでしょ。人生、3年なんてそう何回もあるわけじゃない。ずっと仲がよかったんだから、そろそろちゃんと決める時期よ」

「この前は真尾が未熟で、間違ったことをしたの。こっちも叱ったし、本人も反省してる」

「だから……一度だけチャンスをあげて。あなたたちの積み重ねにも、ね?」

「二人が婚約したら、すぐに良い日取りを見てもらって、できるだけ早く式を挙げましょう。あなたを、西島家の嫁として迎えるわ」

凛奈はその言...

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