第63章

小川梅子と黒宮司奈は、そろって言葉を失った。

凛奈は前へ二歩進み、床に跪く小川梅子を見下ろして、薄く笑う。

「自分は無関係だって言ったわよね?」

小川梅子は必死に顔を上げ、泣き叫んだ。

「もちろんです! 私はただ、あなたが人をいじめてるのが許せなくて一言言っただけなのに、あなたが私をネットで叩かせたんじゃないですか!」

「へえ? そう」凛奈は眉を上げる。「じゃあ聞くけど。先週、レストランで私のことを罵ってたのは誰?」

小川梅子の顔から、さっと血の気が引いた。

焦った小川梅子は甲高い声で叫ぶ。

「そんなこと、してません! でっち上げないでください!」

「言うと思った」凛奈は笑...

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