第18章 我が子は私しか認めない

「天宮様、お待ちください」

数名のボディガードがすでにそこで待ち構えており、一斉に天宮星羅の行く手を阻んだ。

彼らの態度は恭しいものの、その進路を塞ぐ腕の動きには、断固たる拒絶の意志が込められていた。

「大旦那様と若旦那様の許可がなければ、ここを通すわけにはいきません」

天宮星羅は足を止め、鉄格子の隙間から、煌々と明かりの灯る本邸を睨みつけた。

「黒崎蓮を出して」

ボディガードたちは困ったように顔を見合わせる。

「あの方は今、お子様方とご一緒でして、恐らく……」

書斎の中。

黒崎蓮はノアが放った「僕のパパは死んだ」という言葉に、激しい怒りを覚えていた。

「誰にそんなことを...

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