第212章 妊娠検査報告書

スマホの通知を処理し終えると、天宮星羅はそれをバッグに押し込み、もう二度と見たくないと思った。

「行こう。家で祝勝会だ」

天宮直人は立ち上がり、先ほど彼女にかけていたコートを手に取る。

「俺はまだ片付けることがあるから、先に行っててくれ」

天宮昴も立ち上がり、妹を見つめる。その眼差しは穏やかだ。

「星羅、おめでとう」

心からの安堵が滲む声だった。

「実力で証明してみせたな。次兄として誇らしいよ」

星羅は頷き、彼を抱きしめた。

「兄さんも、気をつけてね」

「ああ、任せておけ」

昴は彼女の背中をポンポンと叩き、直人に向き直る。

「長兄、先に行く。何かあれば電話する」

直...

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