第222章 彼の目の前で、自ら全てを爆破する!

黒崎蓮の瞳孔が、極限まで収縮する。

「通報する」というその一言。

全身の血液が一瞬にして抜き取られ、次の瞬間には鋭利な氷の刃となって血管を逆流するような、凄まじい悪寒が彼を貫いた。

彼は猛然と一歩踏み出し、天宮星羅の手にある拳銃を奪い取ろうとする。

「何をしている! 銃をよこせ!」

天宮星羅は一歩も退かなかった。

ただ手首を滑らかに返し、西園寺麗華の眉間に向けられていた漆黒の銃口を、水平移動させて黒崎蓮の心臓へと向けただけだ。

「来ないで」

彼女の声には抑揚がなく、凪いだ水面のように不気味なほど静まり返っていた。

「黒崎蓮、私を追い詰めないで」

左右に控えていた黒崎家のボ...

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