第248章 窮地での救いの手

ボディーガードたちが命令を受け、一斉に天宮直人へと向かっていく。

天宮直人は鋭い視線を向け、抗おうとした瞬間、幾本もの鉄の腕に力ずくで押さえ込まれ、身動き一つ取れなくなった。

その光景を目の当たりにした天宮星羅は、心臓を激しく鷲掴みにされたかのように震えた。

岩美敏之の言葉が単なる脅しではないと、彼女には分かっていた。彼は本気で、今ここで天宮直人を処刑するつもりなのだ!

助かる道を模索する思考が、脳内を凄まじい勢いで駆け巡る。

その時、天宮星羅はハッとして気づいた。西園寺麗華は声が枯れるほど泣き叫んでいるというのに、腕にある目立った傷を除けば、その身に揉み合った痕跡が全くないのだ。...

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