第250章 私は永遠にあなたを許さない

クロサキ・ホールディングス傘下のプライベート病院の最上階は、アリの子一匹通さぬほどの厳重な警備が敷かれていた。

病室の中は、消毒液の匂いと硝煙の微かな名残が入り混じり、息が詰まるほどの重苦しさに包まれている。

天宮直人は、黒崎蓮の腕に巻かれた血のにじむガーゼを時折一瞥していた。その眼差しは氷のように冷たく鋭利で、胸の内は到底読み取れない。

天宮昴の脚の傷はすでに処置が施され、大事には至っていなかった。

彼は今、ベッドに横たわっている。その傍らには一条拓海が腰掛け、医師に何やら指示を出しながら、時折天宮昴に言葉をかけていた。

誰もが何かしら用事があるように振る舞っていたが、それでも室...

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