第261章 総指揮は私だ、お前の命は私が預かる!

黒崎の祖父から電話が入り、黒崎蓮へ「抜き打ち視察」が三日後に決まったと知らされた。

今回の作戦は市の安全局が主導する極めて異例の規模であり、岩美敏之がどれほど裏で糸を引こうとも、この公的な介入を拒むことは絶対に不可能だった。

カウントダウンが、正式に始まった。

黒崎蓮はソファに腰を下ろし、眉間を深く寄せて通話している。

電話の向こうからは、暗号化回線越しに天宮昴の声が響く。そこには異常なほどの冷徹さが滲んでいた。

「岩美敏之が療養所に敷いた警備は、間違いなく鉄壁だ」

「視察団が直接西園寺麗華を連れ出せるなどと期待してはいけない。奴らにできるのは、ほんの一瞬の隙を作ることだけだ」

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